日本のリベラル派はリベラルではない

10月10日の衆院選の公示以降、候補者達は各地でタスキを掛け、マイクを片手に有権者に訴えかける。

そして毎度のこと、有権者達はエコーが鳴り響く声に対し、通りすがる者、立ち止まりまた立ち去る者、感極まり座り込み涙する者、単一行性的にヤジを飛ばす者と、共に熱量は様々ですが、ある意味というか当然ではあるのですが、この独特の日本の民主主義が分かりやすく見える時がこの選挙だと感じます。

ー 注意 ー

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数日前、出先で私は立憲民主党の選挙演説を耳にし、そこに取り巻く有権者達の光景や、歓喜している民衆の姿を目の当たりにした時、ふと百田尚樹氏のカエルの楽園が頭をよぎり、また、先日久々に海の向こう側に住む日本ツウの知り合い２人と会い、日本について語る中、彼等に言われた言葉を思い出した。

「俺は日本人を尊敬している。けど、それは大昔の日本人の話。 どうして今の日本人達はこんなに子供なんだ？ 日本のニュースを見て、実際に日本を見て感じるんだけど、皆おしゃぶりをしている右も左も分からない赤子のようだよ」

「僕も同感だ。右も左も分からないのに最近リベラルって言ってる日本人に違和感を覚えるんでけど、多分日本人は綺麗好きだから綺麗な言葉だけに塗装されたバスに見惚れて確認しないまま乗っちゃうんだよ。 少なくとも僕は最低でもバスの始発が何処で、終点が何処かをちゃんと調べるけどね。 あと、カードの確認は必須」

「俺の同僚に今の日本の政権を悪く言う奴が居るんだ。 何故嫌いなのかを聞いたんだけど、彼は答えられなかった。 俺はその時のなんとも言えない不思議な空間が忘れられない。彼は難しい政治本的なものを休憩中によく読むんだけど、何を学んでいるんだろうと何時も好奇心を掻き立てられる」

この事を思い出した時、彼等はカエルの楽園でいうナパージュに居るソクラテスとロベルト、さしずめ私はハインツのようでした。

まぁ、私は奴隷になるのは嫌な憲法改正賛成派且つ自衛隊の皆様には大変感謝しているのでハインツでは無いですけどね。

《因みに以前、安保法制について書いた時に私の事をネトウヨという人間が居ましたが、残念ながら私は右翼では無く改革派ですのであしからず》

日本の間違ったリベラルの視点

 やたらと最近、報道機関や政治家が自称する「リベラル」ですが、私も知人と同様に違和感を覚えます。

散々国家を毀損してきた政治家達は「リベラルの力を信じています」とか「リベラル派として」などと平然と大言壮語していますが、先ずリベラリズムは皆持っているもので特別なものでは無くマイノリティーな存在では無いんですよね。

そして日本の場合、リベラリズムは"既に"民主主義の中に自由思想(自由主義)があり、選択の自由は許されていますし、日本国が共産主義・真性社会主義国家になったり、他国の侵略で奴隷に無い限り心配せずとも奪われることはありません。

先ず選挙で言えば、有権者は選挙権を行使するもしないも、誰に投票するもしないも現状日本の投票率を見ればわかるように権利の中でも自己決定権の自由が最優先にされているのはわかりますよね。

それは、日本人が日本人の為の民主主義国家日本にリベラリズムを許しているからこそ出来ることであり、サービスの多様性も、日本の何処に住むかも、何を食べるかも民主主義の中に自己決定権が許されている日本だからこそ出来るわけです。これは日本に住んでいる日本人は分かることです。

次に、リベラリズムには多元論の政治思想も含まれますが、政治思想を第一と捉えた場合、治める集団社会(国)の存在が大前提となります。

つまり、リベラルというのは狭義で日本という国の存在を肯定した形で自由が成り立つということで、日本の国という日本(大和)民族国家であるこの集合体がその大前提を失った場合、彼等のいうリベラリズムは成立せず混乱を招くことに繋がることを理解しなければなりません。

現に枝野幸男(埼玉5区)を筆頭に立党した自称リベラルと名乗る立憲民主党メンバーを覗いてみればわかりますが、日本の悪夢である民主党政権時とほぼ同じ顔触れです。

今更彼ら彼女らが日本国や日本人に対して何をしたかは説明する必要も無いと思いますが、一部の日本に住む国民にとって民主党政権は大変嬉しいことであったでしょうけど、日本人にとっては最恐に最悪かつ大混乱を招きました。

そう。彼ら彼女達はリベラルを履き違えている。

立憲民主党メンバーを含む共産野党達は過去から現在進行形で隠蔽三昧の悪事の実績があります。

復興支援金3000億以上の使途不明金も然り(未解決)、多国籍議員の法律違反問題(未解決)、原発被害隠蔽工作(未解決)、防衛機密3万件漏洩破棄問題(未解決)、口蹄疫赤松農水大臣外遊問題(未解決)等、尖閣沖工作船衝突隠蔽もそうでしたが、経済も就職氷河期を見事に到来させ非正規雇用を増やし、また派遣切りが起きる経済悪化の起爆剤を設置したのも、森友学園についての生コン問題の辻元清美氏を含む彼ら彼女らの語り尽くせない恐ろしい"悪魔の実績"が立憲民主党メンバーを含め元民主党・民進党議員にはあります。

彼等は演説で国民に寄り添う、非常に正義を感じさせる語り口調で話しをしますが、その目には日本人という国民は居ません。日本の共産・社民・自由党(会派含む)と同じです。

彼等は私達日本人のリベラリズムを奪い、奪おうとした実績がある以上、有権者は安易に信用してはいけないと感じます。

違う？

違うというのであれば、彼等は既に現職で国政に携わっていた筈です。

しかし成果はどうでしょう。

集合体にはマイノリティーやマジョリティーにもリベラリズムは存在し、一種のイデオロギーが存在しています。そして、ここは日本人の為の民主主義の国。総括的に日本人に犠牲があるという事はそれを埋める成果を国(政治家)は全員返さなければいけません。そのことは揺るがない大前提です。

しかしながら、私の目には演説の発言や公約が立派でも彼等は国内の日本人に対して悪い成果は多くても良い政治成果は余りにも無さ過ぎます。

野党だから出来ない？

いえ、野党だから出来ることは多いんですよ。

TVメディアの偏向報道や印象操作もいい例です。

これは国民の共有財産を悪用して国民に対し思考や意思の自由を奪うという大変危険な行為ですが、政府自ら進んで着手すると正しい行いであっても誤解を招きやすい。

そこで、政府に進言出来るのが野党になる訳ですが、リベラル議員の皆様は何か国民が安心できる成果をあげましたか？

このことは、日本人の集合体に関わる重大な問題にも拘わらず「「答えは否」」です。

彼ら彼女達が自称するリベラル派は情報という重大なものに関しても真っ当な成果をあげられていません。野党第一党メンバーであったにもかかわらず。

これは本来のリベラリズム(自由主義)を逸脱し、コミュニズム(共産主義)寄りの、単に自己保身というエゴイズム(利己主義)に走っている人間だからと言われてもしょうがないですよ。

しかし、日本の有権者は言葉のプロパガンダに乗せられやすく、忘れやすい。

私はまんまと口車に乗せられている有権者達に冷静に考えてもらいたいのですが、日本は国民主権のある民主主義国家なはずなのに野党は今回の衆院解散を「大義がない」だの「政治の私物化」だの「モリカケ隠し」だのと何ともお粗末な事を言って解散を拒絶し批判していました。

これは冒頭解散云々では無く国民に選択する権利を批判しているに等しくおかしいことなんですよ。

これについて「何を？」「何故今なの？」と言っている方は甘ったれずにご自身で日本の現代史を世界情勢を含めて情報を収集し精査をしてください。

そのうえで、どの道残り1年で衆議院解散選挙があるのを前倒しにしたのか、何故安倍政権はメディア共に偏向報道をされている劣勢の中、国難解散をしたかが解ると思います。

そうすれば、立憲民主党を含む共産組が逆に民主主義(デモクラシー)の中で日本人が選んだ自由主義(リベラリズム)を弾圧していることに改めて知覚することになります。

私は彼ら彼女達はリベラルでは無くエゴイストであり、コミュニズムの革マル派達である危険な人物であると思っています。

因みに立憲民主党の公約を見ましたが、希望の党並みと感じました....私はね。

1つあげれば「共謀罪(テロ等準備罪)の廃止、水際対策など真に実効性のあるテロ対策の実施」とありますが、散々範囲を狭めておいて、審議拒否をしてきた連中が水際対策など真の実効性のあるって平然と言える姿がある意味素晴らしいですよ。

彼等の水際って何処なんでしょうか。

日本人が死んでから？自身の家族が死んでから？自民党の石破氏はミサイルに関して言えば、もし漁船に当たっても保険をどうするかというのと国連安保理が先だそうですがね。

私的に、彼等は国民の誰かが死んでもまだ水際だと言ってそうで怖いですよ。

また、企業団体献金の禁止も公約に載せていますが、分裂前に維新の会から指摘されていたにも拘らず禁止しないままで来ていた人間がよく言いますよね。

多分こらを言うと、民進党時のように「それをしたのは民主党であり民進党では無い」みたいに「それは民進党の時であって立憲民主党では無い」となりそうで仕方がありません。

それでいて今迄と変わらず真っ当な政治はせずに真っ当な給料だけは立派に貰うというのは言語道断、冗談じゃ無いですね。

まぁ、現状では希望の党に代わって立憲民主党が躍進しているようなので、誰が誰を支持しようが自由ですが、少なくとも私は彼等が野党第一党に来ない事を心の髄から願います。

たしかに枝野氏の演説を聞いたら立派なんですよ...でもメンバーが疑惑の総合商社なので.....本当に嫌だ..。

最後に

私は総ての日本人は別として日本国が好きな純日本人ですが、決してアンチでは無いんですよ。

ただ、是々非々すら出来ない政治家、対峙必須という固定概念に駆られてネット界隈に時々現れるような言葉狩りしか出来ない薄い政治家、クラゲの様に自己保身の為に選挙の度フラフラする政治家、職権濫用して悠々自適に日本国民の汗の結晶を貪り続ける政治家や疑惑創作のみに躍起になっている政治家達が「まっとうな政治」「政治を国民の手に」とか「安倍政権を倒す」とか、本当に何処かの国のコピーか疑うくらいのことを言っている時点で政党問わず国政に必要としないという私感があるだけです。

そして私は、特に自身でリベラル派と語る政治家達が今迄、日本で起きている異常な自殺や過労死、知る権利を侵害しているメディアの偏向報道や印象操作、道路交通法の脆弱性、虐めという犯罪の取り締まりの緩さ、不法入国者の犯罪、中国や北朝鮮の台頭、教員達の性犯罪やハラスメント等多岐に渡る日本国に住む日本人のリベラリズムを相当危うくしている問題に一切ロクに指摘、是正の対案や提案をせず、ただ与党の提案に反対・反対と代案も出さずにゴネ続け批判することしか出来なかったにも拘わらず、突然リベラルを語り、公約だけは綺麗な言葉を並べる都合のいい行為に異常さを感じています。

本当、自由主義は何でもかんでも有る事無い事自由にやっていいことでは無いですよ。

彼ら彼女達は自分のこと以外「何もしていない」そして「何もしない」実績がある以上信用出来ない。

それに、枝野氏は国民の受け皿が狭まるとか言っていましたが、これも間違えで、無所属でも立候補すれば有権者の受け皿になるので狭まることは無いです(比例の事を言ってるのは分かりますけどね)。

逆にリベラル派として国政に関わりながら民主主義を語るなら政党を作らず無所属で誠のリベラル派として立候補することが真っ当だと私は思いますね。

どの道、今迄のだらしない見せかけ野党にならず下手なパフォーマンスや悪さもせず、ご自身が言っていた右も左も関係ないとして日本人の日本国にとって良い成果を出してくれたら信用してないけれど問題ないです。

ともあれ、石破氏や岸田氏達が居る自民党は嫌いですが、安倍政権にはまだまだ日本のリーダーとして頑張って欲しいものです。

あと、希望の党に移った中山成彬氏の先の発言...かなり心底ショックを受けましたよ。小池代表に何を言われたかは知りませんがね。

そして長谷川豊氏を比例票で1位指名にした維新の会もショックですよ。他にも重複ありますけど、流石に無いです。  けど足立さんは当選して欲しい...比例票も個人候補者指名OKにしてくれたら良いのに。