フランス大使館と自民党議員が死刑制度に苦言
2019年12月26日に福岡市に住む一家4人を残忍なやり方で殺害した中国人達の犯人の1人、魏巍(ウェイウェイ)の死刑が執行されましたが、これについて異議を唱える方達の言葉を見て少し違和感を覚えたので話したいと思います。
ー注意ー
不快に思われた時点で離れてくださいね。
死刑制度に思う事
日本国内で度々いわれている死刑制度の存廃に対する議論は私的に様々あって大いに結構なことだと思っています。
しかし、同時にそんな議論をしても意味は無いと私感しています。
なにせ、そんな議論をしても毎年、殺人などの凶悪犯罪は起きている現実があるので、そこに意味を感じていないのが率直な気持ちです。
私は死刑制度には賛成です。理由は極論的に言えば「何事も罪を犯さなければ処罰されない」という事に尽きるからです。無論、民主主義法治国家であることが前提です。
そもそも犯罪に手をつけること自体が現行秩序の視点でダメなことですが、死刑においても民主的法律の下に死刑になりうる罪を犯さなければ死刑にはなりません。
けれど、何故でしょう。日弁連の一部の方々を含め死刑制度廃止派の所謂人権派の方々の声から「罪を犯すな!」という基本原則についての声は少なくとも国民の1人である私や周りには聞こえてきません。
この事について、当たり前のことだからと言う方も居ます。しかし、当たり前というのが全世界74億人の各個人の確固たる認識であれば現状はそうなって無いはずです。
だからこそ世界には社会・共産主義圏であろうが民主主義圏であろうが刑罰があります。
何故刑罰があるか。何故刑罰を置かなければならないのか。そこを見た方が良いです。
そして反対派の方々は殺された人を救済出来て無いという事実があります。
当たり前ですが殺された人は殺される前は生きているわけで、殺された後、生き返ることは無いです。
「生」という読み方は色々あります。それは正に生き方が色々あるというように。しかし「死」は死だけしか読まない。
ですから罪を犯すなと訴えることが先ず存廃議論の前に大切であり、また、罪を犯して無い人達が無作為に罰せられていることについて国などの区別なく批判することが世間一般的に著名で発信力のある人権意識の高い人達の役割ではないでしょうか。
苦言を呈するフランス大使館
私は今更ではありますが、様々な面で日本に対してだけは何でも言って良いという風潮があるように感じます。
クジラや環境問題の件でも海外で発信されている日本のニュースや出来事を鑑みると、やはり、思い込みで等では無く、現に、このフランス大使館の傲慢な姿勢が答えの1つになってると私感します。
実際に、このフランス大使館の方はこの福岡市一家4人殺害事件に関わった中国人3人の他2人(犯行後中国に帰国)についての言及は有りません。
他の2人、楊寧という中国人は2005年に中国で死刑執行されていますが、中国には何も言わず日本には苦言を呈するフランス政府の姿勢は余りにもおかしさを露呈しています(王亮は無期懲役)。
私は、フランスの記事も時々見るのですが、それを踏まえて申し上げれば本当に何様だと言いたいですね。
貴方達の国は死刑制度廃止してる反面、裁判にかける前に射殺を幾度としていますよね。
そういえばヒッチハイクで乗せたフランス人が昔言ってましたね。フランスの警察は非人道的だと。
そんな国が何を不公平、非道的と言っているのか理解に苦しみます。
日本は幾度と殺人であっても裁判を行い、そこから然るべき判決を出してますよ。
それに、犯罪抑止効果を謳ってますが、情報は古いですけれど(下図参照)、貴国の犯罪率を日本以下にしてものを言わないと反感を買うだけです。
日本国の死刑制度の存廃は日本人が決める事です。発言するのであれば、死刑になる罪を犯すなと発信すべきですよ。
便乗する宮崎1区の自民党議員
今回の死刑執行についてのフランス大使館の発言に宮崎県選出、自民党・武井俊輔(宮崎1区)議員が反応していましたが、なかなかのことを言ってますね。
この方、以前いじめ問題の調査の件についてTwitterで私的に的外れな事を言ってると思っていた議員さんなんですが、私感するに、思考停止しているのはこの議員さんだと思いますね。
先ず、直ちに死刑廃止とはいわないというのは何故でしょう?
そして「各国が、どうそれを乗り越えてきたか」と仰ってますが、各国の死刑制度廃止のその後、実情をご存知無いのでしょうか。
また、死刑制度維持は少数派というのを客観的に見たから一体何だというところも相変わらず何も中身が無い。
客観的にという割に、ここは日本だということは思考停止になるという意味不明なこと言ってます。
客観的に今回の死刑執行は日本で行われ、その理由として日本の現行法で死刑制度があるから、しっかり裁判をして、裁きを受けたわけです。
太鼓持ちはいいですから、貴方は日本の立法府の人間なんですよ。直ぐに廃止とは言わないとか議論という言葉で濁さず貴方の声は何なんでしょうか??
敬意を表すねぇ...議員なのに実情知らないんでしょうね...。まぁ、なんと言いますか、フランス大使館の発言やこういうこと言う方々は真面なことは言ってるんですが、何故批判が出るのかは彼等は理解出来て無いんですよね。汗
自民党議員の多くはこういう煮え切らない中身の見えない人が多いんですよね。本当、特定野党と同様に国政に在職していることが恐ろしい。
そして貴方様は死刑制度について言う前に今年の9月に秘書がやらかしていること忘れてはいけません。
自民党議員さんね、知らなかったら何でも良いんですか?
直前まで乗っていたんですよね?
真実はわからないですが、飲酒運転のせいで今迄何人もの方が命を落としているわけです。
ましてや貴方の秘書です。それに御自身も事情聴取を何故任意で受けたのかわかっていますよね。
死刑というのは殺された被害者と同様に加害者の命が関係しますね。命ですよ?命。
飲酒運転の死亡事故もそうですよ。命に関わるんです。
貴方の秘書が飲酒した状態でハンドルを握り、それに貴方が同乗していたのは事実です。
今回は飲酒で事故を起こしたのが秘書で、誰も被害を受けていなかったから良かったものの、もし人を轢き命を奪い、その時貴方が同乗っていたらどうしますか?
貴方は言ってることやってること、関わってることを死刑制度存廃の不断の議論云々の前に、先ずは御自身の意識を高め、身の回りのことから注意していくべきだと思いますよ。
そういえば、話は逸れますが、この方はテレビで嘘を平気で言った河村建夫さんと同じ日韓議連の方ですね。
宮崎1区の有権者の方に聞きたいのですが、この議員さん何をやってる方なんですかね。
一応、全国選挙投票率ワーストトップ3に入る宮崎県民の宮崎1区、宮崎市・国富町・綾町の有権者の皆さんに一応情報を提示しておきますね。
誰に投票するのも自由ですが、選挙には絶対行きましょう。余計なお世話ですけど私はこの方に投票するのは止めた方が良いと思います。
最後に
改めて、日本の刑罰で最も重い刑は、皆さんご存知の通り死刑です。
この死刑制度は日本国内でも賛否は分かれていますが、2018年に三和書籍が調査した死刑制度の存廃についてのアンケートでは、存続派59.4%。廃止派は9%という結果があります。
対象は20歳以上の男女497人という少ない数ですが、日本国内での死刑制度の存廃の意識は存続派が多いように思います。
今回死刑執行された平成15年に起きた福岡市の一家4人の殺害事件の詳細は他所で沢山書かれているので割愛しますが、残虐非道なことを中国人3人がしたのは間違いありません。奥さんを慰めものにしたという記事もあります。
私は何度も言いますが死刑制度は賛成です。
そして移民を含め、外国人犯罪の中でも上位5位まで入る国は入国禁止にすべきだと思っています。
それは日本は国外逃亡してしまえば犯人を捕まえ、日本で裁くのは至難の技ですし、そこを排除するだけでも警察の動ける範囲を広げることが出来るからです。
[警視庁刑事局資料]
(日本は犯罪人引き渡し条約の締結国はアメリカと韓国の2カ国のみ)
そして国籍問わず検挙されたにも拘らず再犯を犯した場合の処遇の見直しです。
警視庁の統計によれば、再犯率は年々上がり、平成30年度には48.8%まで来ています。
なので再犯の場合、一律通常の3倍の厳罰に処するべきだと私は思っています。
例えば、執行猶予明けに罪を犯した場合は、猶予期間中と同様に即実刑そして+3倍の懲役。懲役5年の実刑の3倍、15年と言った具合です。
罰金刑だった場合も3倍です。
また裁判官も責任をもってもらいます。
今の裁判官には差し戻しを受けた際に色々あるとは聞きますが、リスクが少ないように思います。
選挙において最高裁判所裁判官国民審査というのがありますけど、実際に反映されているかは不明瞭です。
なので、法律において最長10年の懲役刑があるとして実刑5年と言い渡し5年後釈放されたのち再犯を犯した場合。刑務所は更生機関ですが5年では更生できなかったとみなし、犯人は再度裁判を行い求刑の3倍の刑期。そして最長10年のところを5年と言い渡した裁判官は、差し引いた5年間分、刑務所に行ってもらいます。法に情状酌量という裁量が入るということは裁判官にも責任が出てきます。
行き過ぎかもしれませんが、永山基準も然り、判例主義に偏れば裁判員裁判も裁判官も不要でAIで十分なわけです。
更生期間を設けても再犯するようであれば意味は無い。
外国人が国内で罪を犯し国外逃亡した場合、余程目撃情報等が無ければお蔵入り。
先日、無期刑を言い渡され万歳三唱をした方が居ましたが、時代遅れの日本の法律の限界が来ていると思います。
なので私は死刑制度継続かつ厳罰化への立法府での仕事の出来る議員達による法改正と、外国人犯罪縮小の為の入管規制。
そして、裁判員裁判の見直し且つ裁判官の追求責任。これを死刑制度存廃云々では無く議論すべきだと思います。
無論、犯罪が起きない世界が良いにこしたことは無いんですが、人間が居るという時点で私は無理だと思っています。