ポールシフトと地磁気
地磁気って何?
方位磁針を持つと針はどの方向を向こうがN極は北を指し、S極は南に指しますよね。
原理は磁石と同じで、N極はS極と引っ付きます。
そう、地球自体も磁石と同じ磁気を持っているんです。
という事は、方位磁針のN極は北を指すので地球を棒磁石で置き換えて見てみると北側はS極、南側はN極となりますね。
因みに地球規模で磁気の事を地磁気と言います。
そして、小学校の理科の実験でやったと思おますが、棒磁石に砂鉄を撒くと砂鉄が線を描きます。
これを磁力線と言います。
磁力線=磁気の流れはN極からS極へと流れる性質があるので、分かり易く図を見てみると下記の様になります。
磁気は地球の何処から発生しているのか?
先ずは地球の構造をみてみましょう。
地球は内核を中心に出来ていると考えられており、成分は主に鉄やニッケル等で、内核は個体で外核は流体でドロドロと流動的に動いています。
そして、その外核が流動的に動く事によって摩擦が起こり磁気(地磁気)は発生していると言われています。
地磁気の観測としては、外核は電気を流しやすい性質を持つ為、電流が流れると右ねじの法則で磁場が発生し、これがマントル・地殻を抜け地表までにじみ出ると地磁気として観測されます。
※右ねじの法則と何故電流が流れるかを説明できるフレミングの法則については長くなるので割愛。
因みに地球の構造を含めて地磁気の原因について判明してきたのら未だ最近の20世紀中頃というから驚きです。
ポールシフトって?
ポールシフトとは簡単に言うと地球のS極とN極が逆転することを言います。
つまり、現時点で日本で売っている方位磁針を用意したとして、その際ポールシフトが起きた場合、N極の針が北では無く南に向くと言う現象が起きるという事です。
※分かり易く例えただけで突然コロッと逆転する訳ではありません。
細く未だ書きたいんですが今回はここまで。
2016年6月〜8月に掛けてポールシフトが起きると言われていますが、日本では10月現在安定している模様です。
《まとめ》
●地磁気は地球が発する磁気のこと
●磁気は外核で発生している
●ポールシフトとは磁極が逆転すること