平成27年度 いじめ認知 過去最多
産経新聞によると、平成27年度に全国の小中高の学校と特別支援学校で認知されたいじめの件数が前年度より3万6468件多い22万4540件に上り、昭和60年度の調査開始以降最多となったそうだ。
調査結果(産経新聞から引用)
小学校:15万1190件(前年度:12万2734件)
中学校:5万9422件(前年度:5万2971件)
高 校:1万2654件(前年度:1万1404件)
特別支援学校:1274件(前年度:963件)
《最多》
[1位]千葉県・26030件
[2位]京都府・23975件
[3位]宮城県・17627件
《最小》
[1位]佐賀県・283件
[2位]香川県・490件
[3位]鳥取県・552件
※1千人当たりの認知件数では無く、都道府県別認知数。
認知されているだけでこの件数という、なんとも驚愕な数字。
もちろん認知されていない件数もあるとおもわれるので、実際は調査結果以上の数字となるでしょうね。
改めて思うと当然ではあるんですが子供を育てているのは大人です。社会だ!という人も居るかもしれませんが、社会を回しているのは大人です。
そしてこの大人の社会でも子供の社会と同様に’’いじめ’’は存在しています。
私的にハラスメントはいじめの一つと思います。
子は親の背中をみて育つといいますが、これ本当でしょうね。
神器の1つでも持てば大人達は無双状態
子は親のしつけ(教育)でどうにか補正は効くんでしょうけど大人は違います。
昨今では本当に年齢や性別関係なく地位・名誉・権力の神器のどれか一つでも持てば中身が子供以下の人でも怒られる(しつけ)心配が無いという、やりたい放題の無双状態人間が蔓延する社会になってます。
特に身体は大人で中身は子供の人間が無双状態になったら、もう誰も歯止めが効きませんし、本当にタチが悪い。世も末とは正にそのこのこと。
そして現在の日本はそんな無双状態の大人の多数が社会の上を牛耳っている時代で、まともにコツコツと人生に励む大人や子供達はたまったもんじゃないですよね。
捌け口が力を持たないものに移るのはこの星の常になっているのでしょうけど、悪化の一途を辿るのは国としても人としても痛ましい。
子供への負の連鎖は大人が原因
子供は本当に無邪気に見えてもしっかり大人を見て真似します。よく教育アドバイザーが「子供の声を聴いて見て抱きしめてあげてください」というが、その前に大人(親)である自分自身の問題を解決させるのが先でしょ。無知の知から再確認を始めるべきでしょ。
今一度大人達は立ち止まって自分自身を見つめ直す時ではないでしょうか。